オードリー若林さんへ 鍼灸についてのお礼 木戸鍼灸院 名古屋市中区 富士見町

  • 2023年11月10日
  • 2023年11月14日
  • 断薬, 頭痛
  • 71view
  • 0件

 年齢を重ねると人生初めての事が減ると言われますが、今月、初めて、お笑い芸人さんが著した文庫本を購入しました。雑誌の連載でエッセイに触れたことはありましたが、(文庫)本は初めてです。

 まえがきにロックオンでした。 「その想いは幼稚園の頃から始まった。冬のセーターの毛が首と手首部分の素肌に触れることが我慢できない」 私も同体験の持ち主でした。 多様性の時代ですし、Eテレの「バリバラ」で感覚過敏について語られるようになりました。しかし、昭和の頃には、そんな場合、我慢するよう叱られる子供も多かったでしょう。  

 さて、この本はオードリー若林くんの「ナナメの夕暮れ」です。 生きづらい自分の側をこっち側の人と呼び、キラキラした世界の側をあっち側の人とバラエティー番組で語っていた若林くんですが、嫌味がなく、誰かを叩くことがなく、穏やかにMCをしている姿に、これからの管理職は、皆、こんな物腰になれば、社員の欠勤は減ったりするのかもな、などと考えたりしました。以前は少数派の人がひたすらイジられるようなバラエティーが多いような印象でしたが、それは今や、遥か昔のようで、安堵していたりします。(私もどっちかといえば、間違いなく「こっち側」の人ですから)  

 我々鍼灸師の役割としては、「こっち側の人」(=生きづらく感じ、心身の消耗で休職や不登校に陥っている人)を東洋医学により、薬などのような副作用無く、回復に導く事。 辛さ、悲しさを感じると、体のエネルギールート(経絡)が滞ったり、減少したりし、不具合を起こします。心が冷え切ってしまって気力が湧かなくなっている状態にあり、これは鍼灸で治則が分かれば高い確率で良い経過が得られます。長期の服用にメリットは1つもありません。

 最後にオードリー若林さんへ

偏頭痛が鍼灸により改善しているとの事、何よりです。鍼は悪く書かれていたり、効果が無いなどと書かれてしまっている場合が多いので、今回、鍼のことを良く書いていただき、本当に嬉しく思います。 いつか、お礼に、治療できたらと思います。ありがとうございました。     木戸鍼灸院