木の芽時の下痢について 名古屋 婦人病専門鍼灸院 女性院長が必ず施術

 木の芽時は具合が悪くなりやすいと言われています。街中はスギとヒノキの花粉に加えて排気ガスという悪環境の為、マウンテンパーカーにマスクと、ブロックし易い服装の毎日です。

 この季節は、頭痛、めまい、耳鳴り、のぼせ、不眠、下痢、便秘などの不調が出易いです。 この数日、下痢が止まらない患者さんの治療をしました。 一般的に下痢の原因は、 ・食あたり ・ウィルス ・寒暖の差(季節の変化(変わり目)=自律神経の乱れ) ・薄着での冷え ・冷飲、冷食(=体温より低い温度の飲み物、食べ物) ・環境の変化(=この時期は転居などによるストレスなど)

 日頃は婦人科系疾患の鍼灸をしていますが、季節の変化についていけない体がこの時期、実は、下痢の原因なのです。鍼灸では上記それぞれに使用するつぼ(経穴)を変化させて施術していきます。 女性の体は男性よりも冷え易く、さらに、学業や仕事でのパソコンやスマホの長時間使用により、脳がとても興奮しています。(=頭寒足熱の逆になります) 隙間時間にストレッチや有酸素運動で体を動かす時間を取られると良いのですが、交感神経にスイッチが入ったままになり過ぎていきます。そのため、それを緩和させようと下痢をするのです。下痢は骨盤を緩め、体の緊張を低下させる作用もあります。

 しかし、何度も下痢をするのは負担が大きいので、下痢をしたら、養生としては足湯や眼の温めケアをしていただきます。 日本には四季があるので、悪く言うと、身体にさまざまな影響を与えます。しかし、その対処法を知っておけば安心です。服用(=薬)ではなく、自然治癒力を活かし、四季を楽しみましょう。少しでもお散歩をすると元気になれますよ。桜も綺麗です。          木戸鍼灸院