日本の国民皆保険は、 恵まれない諸外国と比較すれば、 ありがたい制度です。しかし、どんな制度にも利点とそうではない点を併せ持つものです。日本の医療は「コンビニ受診」と揶揄されがち。 負担額が低いと受け易いけれど、 待合室は人で溢れかえり、医師は問診を 素早く済まさなくてはなりません。多忙な医師に親身になることや、 目を合わせてほしいと願う事は既に贅沢な望みとなりました。 病院は薬を素早く処方し、 保険の差額を振り込んでもらい経営を成立させねばなりません。そんな時代背景をふまえてのお話を。
木戸鍼灸院は婦人科疾患を主に鍼灸を 行っています。そんな日々のなか、気になるのは『下痢』です。患者さんの中には、下痢を何回も 繰り返し、冷え症に陥っている方も多い。冷えている体なのに氷入りの水を飲んでいる。 (日本の外食産業は白湯を出してはくれません。 気を付けて。) 冷えている体なのに毎朝スムージーを 飲んでいる。 (冷蔵庫から出したばかりの野菜や果物と 冷たい豆乳では堪えます。) カフェインはとりすぎると下痢します。 (私は一日一杯と決めてます。耐性は個人差有り。)
ヘルシーだからと、 冷蔵庫から取り出して冷たいヨーグルトを 食べて下痢。 (乳製品が合わない人もいます。) スケジュールが過密過ぎて下痢。 (潰瘍性大腸炎まっしぐらの可能性が。) 子供でも大人でも嫌なことや理不尽なこと ばかりになれば、下痢します。 もちろん鍼灸を受けにいらっしゃった場合、 下痢でお腹が苦しいとの訴えがあれば即座に鍼灸を行います。下痢がおさまり、痛みが無くなります。 鍼灸ビギナーの患者さんは、薬ではない 方法で楽になることに不思議そうな顔をします。 何度も下痢にならないようにさまざまなアドバイスをするようにしています。 木戸鍼灸院は予防医学を念頭に鍼灸をしています。 鍼灸がさらに評価されるものへと変貌していく願いのもと、日々、啓蒙しています。 木戸鍼灸院 旧ブログはこちらです→ 養生ブログ